てのひらおんどけい

書き手：犬山市立図書館（K）

てのひらおんどけい (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)

所蔵図書館	資料番号	請求記号
犬山市立図書館	120689252	GE/ E/ ﾌ/
ゆうき図書館	020201349	/ E/ ｽｷﾞﾀ/
加須市立騎西図書館	320224199	/ E/ テノ/
大阪市立図書館	0011863517	Pハマク//

１．この本を選んだわけ

朝夕は涼しくなってきましたが、昼間はまだまだ残暑が厳しいですね。
少しでも涼しそうな場所を探してしまいます。

この絵本の題名は「手のひら温度計」。
パパとお散歩に出かけた男の子は、色々なものを触って、温度を確かめます。
あたたかい、つめたい、つめたい、あたたかい。

日なたの自転車のサドルの驚くような熱さ。
砂山の中の砂の不思議な冷たさ。

何気ない日常にひそむ面白さから、世界がこんなにも不思議に満ちていること、そしてそんな世界に生きていることの楽しさが、伝わってきます。

２．こんなひとにおすすめ

小さいお子さんから大人まで、幅広く楽しんでいただける本だと思います。
私は「鉄棒を握った手の匂い」とか「湿った砂の不思議な感触」とか、小さい頃の記憶をどんどん思い出してしまって……なんだか「回想法」のようになってしまいました。
そうそう、小さい子どもとのお散歩が、なんだか手もち無沙汰だなぁと感じているお父さん！
試しにこんな風に遊んでみてはどうでしょう。
子どもと一緒に「家中でいちばん涼しい場所」を触って探すのも楽しいかもしれません。

３．こちらもどうぞ

まだまだ暑くて、「あつい」なんて言葉見たくもない、という方はこちら。

みず (かがくのとも傑作集)

所蔵図書館	資料番号	請求記号
犬山市立図書館	220046460	GE/ E/ /
ゆうき図書館	020001558	/ E/ ﾊﾅﾌﾞ/
加須市立騎西図書館	320057425	/ E/ ミス/
大阪市立図書館	0000173561	P/ミス/

水とたわむれる子どもたちの写真が、シンプルな言葉とともに、春から冬まで並んでいます。
ぜひ、「眼」で涼んでください。