【テーマ:いい服の日の本】シリーズ・服と社会を考える

書き手:犬山市立図書館(K)

所蔵図書館 資料番号 請求記号
犬山市立図書館 120658216 /38 / /1
加須市騎西図書館 320230733 / 383/ シ/

所蔵図書館 資料番号 請求記号
犬山市立図書館 120659875 /38 / /2
加須市騎西図書館 320230741 / 383/ シ/

シリーズ・服と社会を考える〈3〉服の力

シリーズ・服と社会を考える〈3〉服の力

所蔵図書館 資料番号 請求記号
犬山市立図書館 120659867 /38 / /3
加須市騎西図書館 320230758 / 383/ シ/

1.この本を選んだわけ
11月29日は「いい服の日」、なんだそうです。
理由はすぐに分かりますが(1129)、そもそも「いい服の日」というものが存在することを、寡聞にしてお題になるまで知りませんでした。
さて、では「いい服」とはなんでしょうか?
そもそも「服」とは?
「服を着る」とはどういうことなのか?

そんな根本的な問いに対し、考えるヒントを与えてくれるのがこのシリーズです。
人は見た目が9割』という新書がベストセラーになったのは記憶に新しいところ(この新書はファッションの本ではありませんが)。
服装だけではありません。
メイクや身体改造に関する情報が、世の中には溢れています。
そんな現代において、このシリーズは「ちょっと立ち止まって考える」ための手がかりになるかもしれません。
監修は、哲学者で身体論が専門の鷲田清一さんです。
鷲田さんは『モードの迷宮』でサントリー学芸賞を受賞し、また『ちぐはぐな身体(からだ) ファッションって何?』という10代から大人向けの本も書いています。


2.こんなひとにおすすめ
「服」をめぐる、様々な「切り口」が書かれています。
おしゃれに興味があるひとも、あるいは「おしゃれなんかしたくない」というひとも、小学生から大人まで、興味深く読めるのではないでしょうか。
そうそう、犬山市には普段と違う服が着られる場所もいろいろありますよね。
たとえば、
博物館 明治村http://www.meijimura.com/
野外民族博物館 リトルワールド:http://www.littleworld.jp/
など。
もちろん城下町ですから、観光向けに着物を着せてくれるところもあります。
着替えをして、写真を撮って……本を読んだあとでは、仮装した感想もいつもと違うかもしれません。


3.こちらもどうぞ
世の中には、基本的に見るだけで、着ることのできない服も存在します。
たとえば、絵のなかに描かれた服。
どんなに着てみたくても、それは服としては実在しません。
それならば自分で作ってしまおう!という人たちが出てきました。
現在では市販されているものもありますが、基本は手作り。
デザイナーやパタンナーでない若いひとたちが、様々な衣装を被服の本からアレンジしていったであろうことは、想像に難くありません。
そのようなアレンジ可能な、しかし通常の洋服の本には載っていないような服の、基本的なパターンを集めた本がこちらです。
魔女帽子、アオザイ、狩衣などなど。
説明が少ないので、洋裁の基本的な知識がないと難しいかと思われますが、全体的に手軽な作りになっています。
ハロウィンの仮装や学園祭などにも活躍するのではないでしょうか。

仮想衣装 Aside (INFOREST MOOK)

仮想衣装 Aside (INFOREST MOOK)

所蔵図書館 資料番号 請求記号
犬山市立図書館 111995338 / 593/ /1

仮想衣装Bside (INFOREST MOOK)

仮想衣装Bside (INFOREST MOOK)

所蔵図書館 資料番号 請求記号
犬山市立図書館 111995320 / 593 / /2