【テーマ：いい服の日の本】アリスの服が着たい

書き手：ゆうき図書館（Ｓ・Ｉ）

アリスの服が着たい―ヴィクトリア朝児童文学と子供服の誕生

所蔵図書館	資料番号	請求記号
ゆうき図書館	010835619	/ 383.1/ サ/

１．この本を選んだわけ
　１９世紀以降まで、子ども服というジャンルが、ファッション界には存在しなかったことを知っている方はほとんどいらっしゃらないのではないのでしょう
か。
　では、それまでの子ども達は何を着ていたのか。それは大人の服の縮小版を身に着けていたに過ぎなかったのです。子どもとは「小さな大人」であり、分け
隔てられることなく扱われ、その階級の大人が着ている服をそのまま小さくしたもの着ることが当たり前だったのです。
　その転機はなんだったのか。それは以外にも、文学だったのです。
　具体的な社会現象やファッション業界に革命をもたらしたとされる文学を題材に、当時の子ども服の変化について挿絵や絵画を交えて、どのような変化が
あったのか詳しく述べている一冊です。
２．こんなひとにおすすめ
　　子どもの頃、アリスを読んであのかわいいワンピースドレスに心ひかれた方。ファッションを勉強中の方。またヴィクトリア時代に興味がある方にも楽し
んで頂ける一冊です。
３．こちらもどうぞ
　１９世紀において、もっとも子ども服に変化があったとされるミドルクラス（貴族ではないが裕福な家庭）の“レディ”の生活が描かれています。

英国レディになる方法

所蔵図書館	資料番号	請求記号
ゆうき図書館	010854024	/ 384.6/ｲ /
犬山市立図書館	111734489	/ 384/ /

　子どもが居る方へ、実践編としてこの一冊を。

はじめて作るこども服―80・90・95・100cm 実物大パターンつき

所蔵図書館	資料番号	請求記号
ゆうき図書館	010973931	/ 593.3/ﾐ /