桃太郎話

書き手:加須市騎西図書館 A

桃太郎話

桃太郎話

所蔵図書館 資料番号 請求記号
加須市騎西図書館  310526975 / 388.1/ モ/
大阪市立図書館 0011204987 388.1/モモタ/

1.この本を選んだわけ
当館では、同じ昔話でも、色々な書き手・描き手によってイメージが異なることから、有名な昔話を中心に色々な書き手・描き手の本をみなさんに比較し、感じてもらいたいと思い、昔話の本で新しく出版されたものを中心に購入しています。

そんな中、『この絵本の桃太郎のお話変じゃない?』という話があり、それにお応えすべく、この本や後に紹介する本などを選びました。
この本では、岡山県内を中心に、日本各地に伝わる桃太郎の話を集めています。
一口に桃太郎と言っても、みなさんの知っている桃太郎と一味も二味も違う桃太郎が出てきます。

2.こんなひとにおすすめ
産経新聞(H22.4.24.)の記事に
『「桃太郎のお供は?」「アンパンマン!」 昔話知らない子供たち』
http://sankei.jp.msn.com/life/education/100424/edc1004241836002-n1.htm
というのがありました。
もちろん、これはおかしな話ではありますが、『桃太郎』の話一つとっても、大人の方でもあいまいなところはあるかと思います。
例えば、
・桃太郎は最初から正義感いっぱいだった?
・桃太郎はどうして鬼退治に行ったの?
・きびだんごは本当に1個くれただけ?
などなど。
絵本の桃太郎をお子さんに読んであげる中で、「あれ?そんな話だったっけ?」と思ったら、この本を読んでみて、「色んな桃太郎がいるんだなぁ」と是非感じてください。

3.こちらもどうぞ
まずは似たような本として、

所蔵図書館 資料番号 請求記号
加須市騎西図書館  310032503 / 388.1/ シ/
ゆうき図書館  010131712 / 388.1/ ノ/
犬山市立図書館  111011037 / 388/ /
大阪市立図書館  0000783034 388//

こちらも同様に全国の桃太郎話の中から変わった桃太郎を例にあげることによって、新たな桃太郎論が展開されています。

次にこの本などを選ぶにいたった絵本です。

ももたろう (松谷みよ子むかしむかし)

ももたろう (松谷みよ子むかしむかし)

所蔵図書館 資料番号 請求記号
加須市騎西図書館  320135973 / E/ モモ/
犬山市立図書館  120283890 / E/ /
大阪市立図書館  0011331338 Pマツタ//

「きび団子をあげたは半分なの?」はまだよかったのですが、「鬼が島で助っ人が登場するのは変じゃない?」といったことがポイントです。

最後に、こちらは桃太郎の話が五味太郎さん流に描かれています。

ももたろう―だれでも知っているあの有名な

ももたろう―だれでも知っているあの有名な

所蔵図書館 資料番号 請求記号
加須市騎西図書館  320206451 / E/ モモ/
ゆうき図書館  020182937 / E/ ゴミタ/
犬山市立図書館  120663471 / E/ /
大阪市立図書館  0011459735 Pコミ//


絵本ではありますが、元の桃太郎の話を良く知ってからでないと面白みが伝わりません。少し大きい子〜大人向けだと思います。